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思ひ敢ふの意味

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おもひ-あ・ふ 【思ひ敢ふ】

他動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


〔下に打消の語を伴って〕


思い切る。


出典詞花集 恋下


「忘らるる身はことわりと知りながらおもひあへぬは涙なりけり」


[訳] 忘れられるわが身はもっともだと知りながらも、思い切らないのは涙である(=涙はとまらない)ことよ。


考え及ぶ。思いつく。


出典源氏物語 東屋


「まだおもひあへぬほどなれば、心騒ぎて」


[訳] まだ(訪問されるとは)考え及ばないときなので、あわてて。








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