憧れ歩く

学研全訳古語辞典

あくがれ－あり・く 【憧れ歩く】

自動詞カ行四段活用

活用 ｛か／き／く／く／け／け｝; （うわの空で）さまよい歩く。

出典 源氏物語 柏木

「かの院の内にあくがれありかば、結びとどめたまへよ」

[訳] もし、あの院の中でさまよい歩いていたら、（着物の褄（つま）を）結んで引きとどめてください。