学研全訳古語辞典 |
いつ・く 【斎く】
いつ・く
【斎く】
活用{か/き/く/く/け/け}
けがれを除き、身を清めて神に仕える。大切に祭る。大切に祭っている。
出典万葉集 四二四一
「春日野(かすがの)にいつく御諸(みもろ)の」
[訳] 春日野に大切に祭っている神社の。
【傅く】
活用{か/き/く/く/け/け}
神に対するように大切に世話をし育てる。かしずく。
出典源氏物語 若紫
「故大納言、内裏(うち)に奉らむと、かしこういつき侍(はべ)りしを」
[訳] 亡き大納言が、(娘を)宮中に差し上げようと、大変大切に世話をし育てましたが。
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