学研全訳古語辞典 |
あさ 【朝】
夜が明けてからしばらくの間。
参考
日の出ている間を三分して「あさ」↓「ひる」↓「ゆふ」という場合の、始まりの段階をいう。時間的には、夜間を区分した「ゆふべ」↓「よひ」↓「よなか」↓「あかつき」↓「あけぼの」↓「あした」の、「あした」とほぼ重なる。「あさ」は「あさがすみ」など複合語として使われることが多く、単独の語としては多く「あした」が使われた。⇒ゆふべ・あした
あした 【朝】
①
朝。朝方。明け方。
出典徒然草 三一
「雪のおもしろう降りたりしあした」
[訳] 雪が趣深く降り積もっていた朝。
②
翌朝。あくる朝。▽前夜に何か事があった次の日の朝。
出典徒然草 一九
「野分(のわき)のあしたこそをかしけれ」
[訳] 台風の(あった)翌朝(のありさま)は興味深い。
参考
⇒ゆふべ
てう 【朝】
①
朝廷。
②
王朝。同じ系統の、また、一人の君主が統治している期間。
③
国。君主の治下。
④
市中。まちなか。
チョウ 【鳥・朝・銚・調】
⇒てう
朝のページへのリンク |