学研全訳古語辞典 |
沓冠
分類文芸
①
和歌用語。折り句の一種。十文字の語句を各句の初め(冠)と終わり(沓)に一字ずつ詠(よ)みこむ技法。例えば「米(よね)たまへ、銭(ぜに)もほし」を詠みこんだ、兼好法師の「よも涼しねざめのかりほたまくらもま袖(そで)も秋にへだてなきかぜ」など。
②
俳諧(はいかい)用語。江戸時代の「雑俳(ざつぱい)」で、五七五の中七字を題に、上下の五字ずつをつけさせて完成句にするもの。「くつかうぶり」「くつかむり」とも。
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①
和歌用語。折り句の一種。十文字の語句を各句の初め(冠)と終わり(沓)に一字ずつ詠(よ)みこむ技法。例えば「米(よね)たまへ、銭(ぜに)もほし」を詠みこんだ、兼好法師の「よも涼しねざめのかりほたまくらもま袖(そで)も秋にへだてなきかぜ」など。
②
俳諧(はいかい)用語。江戸時代の「雑俳(ざつぱい)」で、五七五の中七字を題に、上下の五字ずつをつけさせて完成句にするもの。「くつかうぶり」「くつかむり」とも。
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