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渡らせ給ふの意味

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学研全訳古語辞典

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わたら-せ-たま・ふ 【渡らせ給ふ】

分類連語


お渡りになる。お移りになる。いらっしゃる。▽「渡る」「行く」「来(く)」の尊敬語。


出典源氏物語 桐壺


「弘徽殿(こきでん)などにもわたらせたまふ御供(とも)には」


[訳] 弘徽殿などにいらっしゃるお供にも。


おありになる。いらっしゃる。▽「あり」の尊敬語。


出典平家物語 四・厳島御幸


「主上ことなる御つつがもわたらせたまはぬを」


[訳] 天皇には特にこれというご病気もおありにならないのに。


〔補助動詞的に〕…(で)いらっしゃる。▽「あり」の尊敬語。


出典平家物語 八・猫間


「公卿(くぎやう)でわたらせたまふ」


[訳] 公卿でいらっしゃる。◆は中世以降の用法。


なりたち

動詞「わたる」の未然形+尊敬の助動詞「す」の連用形+補助動詞「たまふ」








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