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綺麗なりの意味

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学研全訳古語辞典

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き-れい・なり 【綺麗なり・奇麗なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


美しく華やかである。


出典太平記 一〇


「今朝までは、きれいなる大廈高墻(たいかかうしやう)の構へ、たちまちに灰燼(くわいじん)となって」


[訳] 今朝まで、美しく華やかな大きな建物と高い垣をめぐらした壮大な構えが、またたく間に燃えかすとなって。


姿や顔が美しい。


清らかである。


出典夷毘沙門 狂言


「いかにもきれいなる森林には住みもせで」


[訳] 決して清らかな森林の中には住まないで。


残りなく行われる。


出典好色一代男 浮世・西鶴


「きれいにほどなくもとの木男(きをとこ)となりぬ」


[訳] すっかりすぐに本来の無骨な男になった。


潔い。


出典助六 歌舞


「なぜ物をきれいに言はんせぬぞへ」


[訳] なぜ言うべきことを潔く言ってくれないのですか。








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