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綻ぶの意味

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ほころ・ぶ 【綻ぶ】

自動詞バ行上二段活用

活用{び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ}


(縫い目が)ほころびる。ほどける。


(つぼみが)少し開く。ほころびる。


出典拾遺集 春


「あしひきの(=枕詞(まくらことば))山の桜はほころびにけり」


[訳] 山の桜は(つぼみが)少し開いた。


口をあける。口をあけて笑う。


出典源氏物語 少女


「人々、みなほころびて笑ひぬれば」


[訳] 人々は、みな、(こらえかねて)口をあけて笑ってしまったので。


(外に)現れる。露見する。


出典紫式部日記 寛弘五・九・九


「御簾(みす)の下より裳(も)の裾(すそ)などほころび出(い)づるほどほどに」


[訳] 御簾の下から、裳の裾などが(目につくように)現れ出るあたりに。


参考

(1)は、和歌では、の意とかけたり、「縫ふ」などの縁語としたりする。(2)平安時代には四段活用もあったとする説がある。








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