学研全訳古語辞典 |
ひはづ・なり 【繊弱なり・怯弱なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
か細くて弱々しいようすだ。ひよわだ。「ひはやかなり」とも。
出典源氏物語 真木柱
「常の御悩みにやせ衰へ、ひはづにて」
[訳] 日ごろのご病気のためにやせ衰え、か細く弱々しいようすであって。
ひは-やか・なり 【繊弱なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
「ひはづなり」に同じ。
出典栄花物語 本の雫
「東宮もいみじうひはやかに、うつくしうおはします」
[訳] 東宮も非常にひ弱で、かわいらしくていらっしゃる。◆「やか」は接尾語。
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