学研全訳古語辞典 |
いやしく-も 【苟くも】
①
身分不相応にも。柄でもないが。もったいなくも。
出典平家物語 三・医師問答
「重盛(しげもり)いやしくも九卿(きうけい)に列して」
[訳] 平重盛は身分不相応にも公卿(くぎよう)に列して。
②
かりそめにも。もしも。
出典太平記 一一
「夫に別れたる妻室(さいしつ)は、いやしくも二夫(じふ)に嫁(か)せん事を悲しんで」
[訳] 夫に死別した妻は、かりそめにも二人の夫に嫁ぐようなことを悲しんで。◆「いやしうも」とも。
苟くものページへのリンク |
古語辞典
約23000語収録の古語辞典
|
|
学研全訳古語辞典 |
①
身分不相応にも。柄でもないが。もったいなくも。
出典平家物語 三・医師問答
「重盛(しげもり)いやしくも九卿(きうけい)に列して」
[訳] 平重盛は身分不相応にも公卿(くぎよう)に列して。
②
かりそめにも。もしも。
出典太平記 一一
「夫に別れたる妻室(さいしつ)は、いやしくも二夫(じふ)に嫁(か)せん事を悲しんで」
[訳] 夫に死別した妻は、かりそめにも二人の夫に嫁ぐようなことを悲しんで。◆「いやしうも」とも。
苟くものページへのリンク |
苟くものページの著作権
古語辞典
情報提供元は
参加元一覧
にて確認できます。
©GAKKEN 2025 Printed in Japan |