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頑なりの意味

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かた-くな・なり 【頑なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


偏屈だ。頑固だ。


出典源氏物語 桐壺


「いとど人わろう、かたくなになり果つるも、前(さき)の世ゆかしうなむ」


[訳] いっそう人聞きも悪く、偏屈になってしまうにつけても、前世の因縁が知りたくて。


無教養だ。愚かだ。


出典徒然草 一三七


「ことにかたくななる人ぞ『この枝かの枝散りにけり。今は見どころなし』などは言ふめる」


[訳] とくに無教養な人が、「この枝も、あの枝も(花は)散ってしまった。今はもう見る価値がない」などと言うようだ。


粗野だ。見苦しい。


出典徒然草 二二〇


「何事も辺土はいやしく、かたくななれども、天王寺の舞楽のみ都に恥ぢず」


[訳] 何事につけても片いなかは粗末で、粗野であるけれども、天王寺の舞楽だけは都に劣らない。








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