学研全訳古語辞典 |
あざ-やか・なり 【鮮やかなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
際立っていて美しい。鮮明だ。
出典枕草子 木の花は
「いみじうあざやかに見えたるなど」
[訳] 非常に鮮明に見えているようすなどは。
②
きっぱりしている。はきはきしている。
出典源氏物語 柏木
「例は、心強うあざやかに、誇りかなる御けしき」
[訳] いつもは、気強くきっぱりして、得意げなごようすなのに。
③
新鮮だ。いきがよい。
出典今昔物語集 一二・二七
「あざやかなる鯔(なよし)」
[訳] いきがよいぼらの幼魚。
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