「ばかり」を解説文に含む見出し語の検索結果(141~150/899件中)
自動詞カ行四段活用活用{か/き/く/く/け/け}ひそひそと話す。ささやく。出典枕草子 大蔵卿ばかり「『この中将に扇の絵のこと言へ』とささめけば」[訳] 「この中将に扇の絵のことを言え」とささやくと。◆...
分類連語…なかっただろう。…なかったのだろう。出典徒然草 九〇「などか、頭(かしら)ばかりの見えざりけん」[訳] どうして、(その人の)頭だけが見えなかったのだろうか。◆中世以降は「ざりけん」。なりた...
副詞みのむしの鳴き声を表す語。親に捨てられて「父よ」または「乳よ」と鳴くと解される。出典枕草子 虫は「八月(はづき)ばかりになればちちよちちよとはかなげに鳴く」[訳] 八月ごろになると、(みのむしが)...
分類連語しばらくたって。出典宇治拾遺 五・九「待ちゐたる程に、とばかりありて、内より『それへ入らせ給(たま)へ』とあれば」[訳] 待っていると、しばらくたって、部屋の中から「これらへお入り下さい」と言...
他動詞サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}(「蔀(しとみ)」や「格子(かうし)」などを)全部上げる。一面に引き上げる。出典源氏物語 夕顔「半蔀(はじとみ)四、五間(けん)ばかりあげわたして」[訳...
他動詞サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}(「蔀(しとみ)」や「格子(かうし)」などを)全部上げる。一面に引き上げる。出典源氏物語 夕顔「半蔀(はじとみ)四、五間(けん)ばかりあげわたして」[訳...
副詞ちょうど。まるで。出典蜻蛉日記 中「ことしも三夜ばかりに来ずなりぬるやうにぞ見えたる」[訳] ちょうど(通い始めた男が)三晩ほどすぎた(=結婚が成立した)とたんに訪れなくなったような騒ぎに見えた。
副詞ちょうど。まるで。出典蜻蛉日記 中「ことしも三夜ばかりに来ずなりぬるやうにぞ見えたる」[訳] ちょうど(通い始めた男が)三晩ほどすぎた(=結婚が成立した)とたんに訪れなくなったような騒ぎに見えた。
名詞①にじゅう。出典伊勢物語 九「その山は、ここにたとへば、比叡(ひえ)の山をはたちばかり重ね上げたらむ程して」[訳] その山(=富士山)は、京の都を例にとると、比叡山(ひえいざん)を二十...
名詞①にじゅう。出典伊勢物語 九「その山は、ここにたとへば、比叡(ひえ)の山をはたちばかり重ね上げたらむ程して」[訳] その山(=富士山)は、京の都を例にとると、比叡山(ひえいざん)を二十...