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外の意味

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学研全訳古語辞典

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ガイ 【外】

⇒ぐゎい



そと 【外】

名詞

外側。外部。外面。室外。戸外。


出典卒都婆小町 謡曲


「極楽の内ならばこそ悪(あ)しからめ、そとはなにかは苦しかるべき」


[訳] 極楽の中でならば悪いだろうが、外ではどうして不都合なことがあろうか。⇒外(と)・(ほか)。


仏教以外の教え。特に、儒教。◇仏教を「内(うち)」と呼ぶのに対していう。


参考

「うち」に対する「そと」は中世以降の語。中古までは、多く「と」が用いられた。



と 【外】

名詞

外(そと)。外側。屋外。[反対語] 内(うち)。⇒そと



ほか 【外】

名詞

別の場所。よそ。


出典源氏物語 桐壺


「後涼殿(こうらうでん)に、もとよりさぶらひ給(たま)ふ更衣(かうい)の曹司(ざうし)を、ほかに移させ給ひて」


[訳] 後涼殿で、以前からお仕えなさっている更衣の部屋を、よそにお移しになられて。


別のところの物・事。


出典古今集 春上


「見る人もなき山里の桜花ほかの散りなむのちぞ咲かまし」


[訳] ⇒みるひとも…。


それ以外。その他。


出典更級日記 物語


「これを見るよりほかのことなければ」


[訳] これ(=『源氏物語』)を見るより以外のことがないので。


外界。世間。


出典徒然草 七五


「心、ほかの塵(ちり)に奪はれて惑ひやすく」


[訳] 心は、外界の汚れにひきつけられ迷いやすく。


そと。外側。表面。


出典松風 謡曲


「思ひ内にあれば、色ほかに現れさむらふぞや」


[訳] 思うことが心の中にあると、色が表面(=顔色)現れることでございますね。








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