学研全訳古語辞典 |
いま-やう 【今様】
①
今風のやり方。現代風。
出典徒然草 二二
「いまやうは無下にいやしくこそなりゆくめれ」
[訳] 今風のやり方は何とも言いようのないほど下品になってゆくようだ。
②
「今様歌」の略。⇒今様(いまよう)
分類文芸
今様
分類文芸
当世風のはやり歌の意味の「今様歌(うた)」の略。平安時代中ごろから流行した、七五調の四句からなる歌謡。平安時代末期ごろから白拍子(しらびようし)(=遊女)によって貴賤(きせん)の宴席で歌われ、しだいに世に広まって、皇族などにも愛好された。後白河(ごしらかわ)法皇の撰(せん)になる『梁塵秘抄(りようじんひしよう)』に収められている。「伊呂波歌(いろはうた)」は今様形式である。
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