古語:

あららかなりの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > あららかなりの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

あら-らか・なり

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


(一)

【荒らかなり】


荒々しい。荒っぽい。


出典源氏物語 帚木


「なみなみの人ならばこそ、あららかにも引きかなぐらめ」


[訳] 普通の身分の者ならば、(源氏から空蟬(うつせみ)を)荒っぽくひきのけるだろうが。


粗野だ。


出典源氏物語 東屋


「怪しうあららかに、田舎びたる心ぞ付きたりける」


[訳] 普通と違って粗野で、田舎じみた考えが身についている。


(二)

【粗らかなり】大ざっぱだ。


出典蜻蛉日記 下


「文(ふみ)して告げたれば、返り言、いとあららかにてあり」


[訳] 手紙で知らせると、返事は、とても大ざっぱであった。








あららかなりのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

あららかなりのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




あららかなりのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS