学研全訳古語辞典 |
だい-じ 【大事】
①
重大な事件。重要な事柄。
出典平家物語 一・鹿谷
「ただいま漏れ聞こえて、天下(てんが)のだいじに及び候ひなんず」
[訳] (策略が)すぐにも漏れ聞こえて、天下の重大な事件に及んでしまうだろう。
②
出家。仏道に入って悟りを開くこと。
出典徒然草 五九
「だいじを思ひ立たん人は」
[訳] 出家を思い立つような人は。
⇒だいじなり
だい-じ 【大士】
菩薩(ぼさつ)の別名。「だいし」とも。◆仏教語。
だい-じ 【大慈】
仏の偉大な慈悲。仏のめぐみ。あらゆる生き物の苦しみを除く、仏・菩薩(ぼさつ)の慈しみの心。◆仏教語。
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