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ねんずの意味

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ねん-・ず 【念ず】

他動詞サ行変格活用

{語幹〈ねん〉}


心の中で祈る。心の中で願う。


出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの


「そなたに向きてなむねんじ暮らし給(たま)ひける」


[訳] そちら(=内裏(だいり)の方)を向いて心の中で祈って一日を過ごしなさった。


がまんする。じっとこらえる。


出典宇治拾遺 一・一二


「いま一声(ひとこゑ)呼ばれていらへんと、ねんじて寝たるほどに」


[訳] もう一度呼ばれたら返事をしようと、じっとこらえて寝ているうちに。



ねん-ず 【念誦】

名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる

「ねんじゅ(念誦)」に同じ。








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