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はたの意味

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学研全訳古語辞典

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はた 【鰭】

名詞

魚のひれ。



はた 【端】

名詞

へり。ふち。


出典枕草子 にくきもの


「老いばみたる者こそ火桶(ひをけ)のはたに足をさへもたげて」


[訳] 年寄りじみた者がきまって火鉢のふちに(手ばかりか)足まで持ちあげて。


わき。そば。ほとり。


出典徒然草 八九


「小川(こがは)のはたにて、音に聞きし猫また」


[訳] 小川(=川の名)のほとりで、話に聞いていた猫またが。



はた 【将】

[一]副詞

…もまた。やはり。さらにまた。▽二つの事柄の並立を表す。


出典枕草子 春はあけぼの


「日入り果てて、風の音(おと)、虫の音(ね)など、はた言ふべきにあらず」


[訳] 日がすっかり沈んでしまって、(耳に聞こえてくる)風の音や虫の鳴き声など(の趣のあることは)、さらにまた言うまでもない。


しかしながら、やはり。そうはいうものの。さりとて。▽二つの事柄の対立を表す。


出典紫式部日記 消息文


「かう読ませ給(たま)ひなどすること、はた、かのもの言ひの内侍(ないし)は、え聞かざるべし」


[訳] こうして(中宮様が私に漢籍を)お読ませになったりしていることまでは、そうはいうものの、あの口うるさい内侍は、まだ聞きつけていないだろう。


〔下に打消の語を伴って〕言うまでもなく。おそらく。決して。


出典今昔物語集 二五・九


「この浅き道、はたえ知られじ」


[訳] この(水の深さの)浅い道は、おそらくお知りにならないだろう。


もしかすると。ひょっとして。


出典日本書紀 崇峻


「はた、敗らるること無からむや」


[訳] もしかすると、うち負かされることはないだろうか。


なんとまあ。それにしてもまあ。


出典源氏物語 帚木


「いで、あな悲し。かくはたおぼしなりにけるよ」


[訳] まあ、ほんとうに悲しいこと。こんなにまでそれにしてもまあご決心なさってしまったことだね。


[二]接続詞

あるいは。それとも。


出典奥の細道 福井


「『いかに老いさらぼひてあるにや、はた死にけるにや』と人に尋ね侍(はべ)れば」


[訳] 「(今では)どんなに老いぼれているのだろうか、あるいは死んだのだろうか」と人に尋ねますと。



はた 【機・服】

名詞

布を織る機械。また、機で織った布。



はた 【幡・旗】

名詞

仏・菩薩(ぼさつ)の威徳を示すため、法会(ほうえ)の際に用いる飾り。◇仏教語。


朝廷の儀式や軍陣で、飾りや標識として用いる旗。◆「ばん」とも。



はた 【二十】

名詞

にじゅう。


出典古今集 仮名序


「すべて千歌(ちうた)はた巻(まき)、名づけて古今和歌集といふ」


[訳] 全部合わせて千首の歌、二十巻、名づけて『古今和歌集』という。









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