学研全訳古語辞典 |
まじか-めり
分類連語
…ないようだ。…なさそうだ。
出典源氏物語 竹河
「のどやかにおはする所は、まぎるることなく、端近(はしぢか)なる罪もあるまじかめり」
[訳] 静かにお暮しになる邸では、さしたる用事もなく、(姫君たちが)外に近いところにいても、不注意だと咎(とが)められることもなさそうだ。
なりたち
打消推量の助動詞「まじ」の連体形+推量の助動詞「めり」からなる「まじかるめり」の撥(はつ)音便「まじかんめり」の撥音「ん」が表記されない形。
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