学研全訳古語辞典 |
いち-ゑん 【一円】
ある区域内の全体。全域。▽所領する土地に関していう。
①
〔多く「いちゑんに」の形で〕全体にわたって。すっかり。残らず。
出典太平記 三九
「いちゑんに家中の料所(れうしよ)にぞなしたりける」
[訳] (河口の庄(しよう)を)全体にわたって家臣の兵糧米をまかなう土地としたのだ。
②
〔下に打消の語を伴って〕少しも。全然。
出典きのふは 咄本
「このごろいちゑん暇なきゆゑ」
[訳] このごろは全然暇がないので。
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ある区域内の全体。全域。▽所領する土地に関していう。
①
〔多く「いちゑんに」の形で〕全体にわたって。すっかり。残らず。
出典太平記 三九
「いちゑんに家中の料所(れうしよ)にぞなしたりける」
[訳] (河口の庄(しよう)を)全体にわたって家臣の兵糧米をまかなう土地としたのだ。
②
〔下に打消の語を伴って〕少しも。全然。
出典きのふは 咄本
「このごろいちゑん暇なきゆゑ」
[訳] このごろは全然暇がないので。
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