学研全訳古語辞典 |
し-だ・す 【仕出す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
新たに作り出す。新たに考案する。
出典西鶴織留 浮世・西鶴
「初めて懐炉といふ物をしだし」
[訳] 初めて懐炉という物を考案し。
②
準備してととのえる。
出典平家物語 三・法皇被流
「御湯しだいて参らせたり」
[訳] 御湯を準備してととのえてさしあげた。◇「しだい」はイ音便。
③
身代を大きくする。かせぎだす。
出典世間胸算用 浮世・西鶴
「弟は次第にしだし」
[訳] 弟は次第に身代を大きくし。
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