学研全訳古語辞典 |
つかへ-まつ・る 【仕へ奉る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
お仕え申し上げる。▽「仕ふ」の謙譲語。
出典日本書紀 雄略
「其(し)が尽くるまでに大君に堅くつかへまつらむと」
[訳] それが尽きるまで、天皇にしっかりお仕え申し上げようと。
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
してさし上げる。し申し上げる。▽「す」「行ふ」「作る」などの謙譲語。
出典万葉集 四二七五
「万代(よろづよ)につかへまつらむ黒酒(くろき)白酒(しろき)を」
[訳] 万世にわたってお作り申し上げよう、黒酒、白酒を。◆上代語。
参考
謙譲の動詞「つかふ」の連用形に謙譲の補助動詞「まつる」が付いて一語化したもの。中古以後は「つかうまつる」「つかまつる」となる。
仕へ奉るのページへのリンク |