学研全訳古語辞典 |
おがむ 【拝む】
⇒をがむ
おろがむ 【拝む】
⇒をろがむ
をが・む 【拝む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
①
(神仏に)礼拝する。おがむ。
出典源氏物語 夕顔
「『南無(なむ)当来導師』とぞをがむなる」
[訳] 「南無当来導師」と拝んでいるらしい。
②
拝顔する。お目にかかる。
出典伊勢物語 八三
「しひて御室(みむろ)にまうでてをがみ奉るに」
[訳] (雪の中を)無理に(出家した親王の)御庵室に参上して拝顔申し上げると。
③
嘆願する。懇願する。
をろが・む 【拝む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
拝(おが)む。礼拝する。
出典日本書紀 推古
「畏(かしこ)みて仕へ奉(まつ)らむをろがみて仕へ奉らむ」
[訳] 慎んで(天皇に)お仕え申し上げよう。拝んでお仕え申し上げよう。◆「をが(拝)む」の古い形。上代語。
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