学研全訳古語辞典 |
しぬは-・ゆ 【偲はゆ】
分類連語
「しのはゆ」に同じ。
出典万葉集 八〇二
「瓜(うり)食(は)めば子ども思ほゆ栗(くり)食めばましてしぬはゆ」
[訳] ⇒うりはめば…。◆上代語。
なりたち
動詞「しぬふ」の未然形+自発の助動詞「ゆ」
しのは-・ゆ 【偲はゆ】
分類連語
しのばれる。自然に思い出される。「しぬはゆ」とも。
出典万葉集 九四〇
「浅茅(あさぢ)おしなべさ寝(ぬ)る夜の日(け)長くあれば家ししのはゆ」
[訳] ちがやを一面に敷いて寝る夜(=旅寝の夜)が長くなったので家のことがしのばれる。◆上代語。
なりたち
動詞「しのふ」の未然形+自発の助動詞「ゆ」
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