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労しの意味

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いたは・し 【労し】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


苦労だ。


出典日本書紀 景行


「臣(やつかれ)いたはしといふとも、頓(ひたぶる)にその乱れを平(む)けむ」


[訳] (たとえ)私には苦労であっても、ひたすらその乱を平定しよう。


病気で苦しい。


出典万葉集 八八六


「己(おの)が身しいたはしければ」


[訳] 自分の体が病気で苦しいので。


大切にしたい。いたわってやりたい。


出典方丈記 


「わが身は次にして、人をいたはしく思ふ間に」


[訳] 自分の身は二の次にして、相手を大切にいたわりたいと思っているので。


気の毒だ。痛々しい。


出典平家物語 灌頂・大原御幸


「さこそ世を捨つる御身といひながら、御いたはしうこそ」


[訳] いくら世を捨てたお身の上とはいっても、まことにお気の毒なことで(ございます)。◇「いたはしう」はウ音便。



いたわし 【労し】

⇒いたはし








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