学研全訳古語辞典 |
めし-あ・ぐ 【召し上ぐ】
活用{げ/げ/ぐ/ぐる/ぐれ/げよ}
①
お呼び出しになる。召し出す。
出典古今集 秋下・左注
「この歌は、まだ殿上ゆるされざりける時に、めしあげられて、仕(つかまつ)れるとなむ」
[訳] この歌は作者がまだ昇殿を許されていなかった時に、宮中に召し出されて詠んだ歌という。
②
取り上げる。没収する。
出典太平記 一
「ことごとく所領をめしあげられ」
[訳] すべて領地を没収され。
③
お買い上げになる。
出典昆布売 狂言
「ただめしあげらるる方へ参るよ」
[訳] (商売人ですから)ただお買い上げになられる人のところへ参りますよ。
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