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安らかなりの意味

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学研全訳古語辞典

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やすら-か・なり 【安らかなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


穏やかだ。平穏無事だ。


出典日本書紀 崇神


「国内やすらかなり」


[訳] 国の中が穏やかである。


心配がなく気楽だ。


出典更級日記 子忍びの森


「わが身一つならばやすらかならましを」


[訳] 自分一人ならば気楽であろうに。


たやすい。容易だ。


出典徒然草 五一


「やすらかにゆひて参らせたりけるが」


[訳] たやすく組み立てて差し上げたが。


落ち着きがある。


出典徒然草 一〇


「うちある調度も、昔おぼえてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ」


[訳] 何気なく置いてある道具なども、古風に感じられて落ち着きがあるのは、奥ゆかしく思われる。








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