学研全訳古語辞典 |
しゅく-い 【宿意】
①
以前から抱いている考えや望み。宿志。
出典平家物語 七・木曾山門牒状
「義仲(よしなか)去(い)にじ年の秋、しゅくいを達せんがために」
[訳] 義仲は去年の秋、以前から抱いている望みを達成しようとするために。
②
以前から抱いている恨み。年来の遺恨。宿怨(しゆくえん)。
出典平家物語 二・座主流
「そのしゅくいによって大衆(だいしゆ)を語らひ、訴訟をいたさる」
[訳] その年来の遺恨によって多数の僧を仲間に引き入れ、訴訟をなさる。
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