古語:

寄そふの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

よそ・ふ 【寄そふ・比ふ】

他動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


くらべる。引き寄せてくらべる。たとえる。


出典源氏物語 桐壺


「花・鳥の色にも音(ね)にもよそふべき方(かた)ぞなき」


[訳] (桐壺更衣(きりつぼのこうい)の美しさは)花の色にも、鳥の声にもくらべられる方法がない。


関係づける。かこつける。ことよせる。


出典古今集 恋三


「思ふどちひとりひとりが恋ひ死なば誰(たれ)によそへて藤衣(ふぢごろも)着む」


[訳] ひそかに思い合っている私たち二人のうち、どちらか一人が恋い焦がれて死んだなら、(忍ぶ仲なので)いったいだれの死にかこつけて喪服を着ようか。


参考

「よそふ」と「なずらふ」の違い 「よそふ」に似た意味の言葉として「なずらふ」があるが、「よそふ」が、あるものにほかのものを寄せて関係づけるという意味を表すのに対して、「なずらふ」は、あるものとほかのものとを同じものとして見るという意味を表す。








寄そふのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

寄そふのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




寄そふのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS