学研全訳古語辞典 |
こころ-ざ・す 【志す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
目ざす。思い立つ。こころざす。
出典徒然草 一七四
「一度(ひとたび)道を聞きて、これにこころざさん人」
[訳] 一度仏の教えを聞いて、その仏道精進を思い立つような人。
②
物を贈る。
出典宇治拾遺 一四・六
「故宇治殿に参らせ、また、わたくしの知りたる人々にこころざさんとて」
[訳] 故宇治殿に差し上げ、また、私的なことで知っている人々に物を贈ろうと思って。
③
追善供養をする。
出典定家 謡曲
「今日はこころざす日に当たりて候(さうら)ふほどに」
[訳] 今日は追善供養をする日にあたっておりますので。
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