学研全訳古語辞典 |
おもひ-すご・す 【思ひ過ごす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
「おもひすぐす」に同じ。
出典万葉集 三五六四
「あどすすか愛(かな)しけ児(こ)ろをおもひすごさむ」
[訳] どうしたら恋しい子を心にとどめず過ごすことができようか。
②
余計なことまで考える。
出典冥途飛脚 浄瑠・近松
「今からおもひすごされて、一日も先に往生させて下されと拝み願ふは」
[訳] 今から余計なことまで考えられて(=先が案じられて)、一日でも早く往生させてくださいと拝み願うのは。
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