古語:

怨ずの意味

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えず 【怨ず】

⇒ゑず



ゑ-・ず 【怨ず】

他動詞サ行変格活用

活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}


「ゑんず」に同じ。


出典土佐日記 一・一八


「歌主(うたぬし)、いと気色(けしき)悪(あ)しくてゑず」


[訳] 歌の作者は、ひどく機嫌が悪くて恨み言を言う。◆「ゑんず」の撥音(はつおん)「ん」が表記されない形。



ゑん-・ず 【怨ず】

他動詞サ行変格活用

活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}


恨む。恨み言をいう。「ゑず」「ゑにす」とも。


出典枕草子 にくきもの


「言ひ知らせぬをばゑんじ、そしり」


[訳] 話して聞かせないのを恨み、悪く言って。








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