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所詮の意味

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学研全訳古語辞典

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しょ-せん 【所詮】

[一]名詞

結果として落ち着くところ。究極。


出典沙石集 四


「聖教(しやうげう)は、文を読むを本意(ほい)とせず、咎(とが)を除くをしょせんとす」


[訳] 仏の教えは、文を読むことを本来の目的とせず、あやまちを取り除くことを究極の目的とする。


[二]副詞

つまるところ。結局。要するに。


出典保元物語 上


「しょせん、宣旨によって御上洛(ごしやうらく)候ふか、院宣に従って参らせ給(たま)ひ候ふか、承らん」


[訳] つまるところ、天皇の命でご上洛なさるか、院の命に従っておいでになるか、うかがおう。








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