学研全訳古語辞典 |
うち-あ・ふ 【打ち合ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
うまく釣り合う。
出典源氏物語 帚木
「もとの品、時世のおぼえうちあひ」
[訳] 本来の家柄と、世間の評判とがうまく釣り合い。◇「うち」は接頭語。
②
対抗する。闘う。
出典鉢木 謡曲
「思ふ敵(かたき)と寄り合ひうちあひて」
[訳] これはという敵に近寄り闘って。
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
(双六(すごろく)などを)互いに打つ。
出典今昔物語集 一六・三七
「同じやうなりける侍(さぶらひ)と双六(すぐろく)をうちあひけり」
[訳] 同じようであった侍と双六を互いに打った。
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