学研全訳古語辞典 |
はさ・む 【挟む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
間に入れて両側から押さえる。間に持つ。
出典竹取物語 蓬莱の玉の枝
「一人の男、文挟(ふみばさ)みに文をはさみて、申す」
[訳] 一人の男が、文挟みに書状をはさんで(差し出して)申し上げる。
活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}
[一]に同じ。
出典大鏡 後一条
「とぐわきも知らず、うちはさめて置きたる」
[訳] (鏡を)どうして磨いたらよいかも知らないで、(櫛笥(くしげ)の中へ鏡を)はさんだままにして置いてある。
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