学研全訳古語辞典 |
かき-はら・ふ 【搔き払ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
残らず取り除く。払いのける。
出典源氏物語 須磨
「涙のこぼるるをかきはらひ給(たま)へる御手つき」
[訳] 涙がこぼれるのを払いのけなさっている御手つき。
②
〔自動詞的に用いて〕すっかりなくなる。人が一度に死ぬ。
出典蜻蛉日記 中
「かきはらひ焼けにしかば」
[訳] 西の宮(=源高明(みなもとのたかあきら)邸は)すっかりなくなり焼けてしまったので。◆「かき」は接頭語。
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活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
残らず取り除く。払いのける。
出典源氏物語 須磨
「涙のこぼるるをかきはらひ給(たま)へる御手つき」
[訳] 涙がこぼれるのを払いのけなさっている御手つき。
②
〔自動詞的に用いて〕すっかりなくなる。人が一度に死ぬ。
出典蜻蛉日記 中
「かきはらひ焼けにしかば」
[訳] 西の宮(=源高明(みなもとのたかあきら)邸は)すっかりなくなり焼けてしまったので。◆「かき」は接頭語。
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