学研全訳古語辞典 |
かぞ・ふ 【数ふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
①
数える。
②
数に入れる。
出典源氏物語 関屋
「親しき家人(いへびと)のうちにはかぞへ給(たま)ひけり」
[訳] 親しい家来の中には数に入れなさった。
③
列挙する。
出典源氏物語 夕顔
「『なにがし、くれがし』とかぞへしは」
[訳] 「だれそれ、かれそれ」と列挙したのは。
④
拍子をとって歌う。
出典平家物語 一〇・千手前
「かぞへすましたりければ」
[訳] 気持ちを集中して拍子をとって歌ったので。
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