古語:

無徳なりの意味

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む-とく・なり 【無徳なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


(徳がないので)収入が少ない。貧しい。


出典宇津保物語 嵯峨院


「むとくなる司(つかさ)にて年ごろ経(へ)ければ」


[訳] 貧しい役人で長年過ごしたので。


何の効果もない。役に立たない。


出典源氏物語 常夏


「水の上むとくなる今日の暑かはしさかな」


[訳] 水の上も役に立たない今日の暑苦しさだなあ。


体裁が悪い。ぶざまだ。


出典枕草子 むとくなるもの


「むとくなるもの。潮干の潟にをる大船」


[訳] ぶざまなもの、干潟に残された大船。








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