古語:

異なりの意味

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け・なり 【異なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


(普通とは)違っている。変わっている。


出典万葉集 二一六六


「鳥が音(ね)けに鳴く」


[訳] 鳥の声がいつもと違って鳴く。


一段とまさっている。特にすぐれている。


出典源氏物語 葵


「行ひ慣れたる法師よりはけなり」


[訳] (経を読む源氏のごようすは)読み慣れた法師よりも一段とまさっている。


語法

連用形「けに」の形で使われることが多い。



こと・なり 【異なり・殊なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


違っている。変わっている。別だ。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「衣(きぬ)着せつる人は、心ことになるなりといふ」


[訳] (天人が)天(あま)の羽衣を着せた人は、心が常の人間のそれと変わってしまうのだという。


特にすぐれている。特別だ。格別だ。


出典源氏物語 夕顔


「かくことなることなき人を率(ゐ)ておはして、時めかし給(たま)ふこそ」


[訳] このように特にすぐれていることもない人を連れておいでになって、ちやほやなさるのは。








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