学研全訳古語辞典 |
は・ぐ 【矧ぐ】
活用{が/ぎ/ぐ/ぐ/げ/げ}
竹に鳥の羽ややじりをつけて矢を作る。
出典平家物語 一一・遠矢
「白篦(しらの)に山鳥の尾をもってはいだりける矢の」
[訳] 白篦(=塗りなどを施してない矢竹)に山鳥の尾の羽をつけて作ったとがり矢で。◇「はい」はイ音便。
活用{げ/げ/ぐ/ぐる/ぐれ/げよ}
矢を弓の弦にあてる。つがえる。
出典宇治拾遺 一・七
「矢をはげて射むとて、弓ふりたて見るに」
[訳] 矢をつがえて射ようとして、弓を勢いよく立てて見ると。
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