学研全訳古語辞典 |
かむ-ながら 【神ながら・随神・惟神】
①
神そのものとして。
出典万葉集 三八
「やすみしし(=枕詞(まくらことば))わご大君かむながら神(かむ)さびせすと」
[訳] わが天皇が、神そのものとして、神として行動なさるといって。
②
神のお心のままに。
出典万葉集 三二五三
「葦原(あしはら)の瑞穂(みづほ)の国はかむながら言挙(ことあ)げせぬ国」
[訳] 葦原にある瑞穂の国(=日本)は、神のお心のままに、(人は自分の考えを)言葉に出して言い立てない国。◆「かんながら」とも。
かん-ながら 【神ながら・随神】
「かむながら」に同じ。
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