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稜稜しの意味

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そばそば-・し 【稜稜し】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


いかにもかどばっている。居心地が悪い。


出典宇津保物語 菊の宴


「優婆塞(うばそく)が行ふ山の椎(しひ)がもとあなそばそばし」


[訳] 在俗のまま仏門に入った男性が修行する山の椎の木の下はあゝかどばって居心地が悪い。


よそよそしい。しっくりいかない。(仲が)悪い。


出典源氏物語 桐壺


「弘徽殿(こきでん)の女御(にようご)、またこの宮とも、御仲そばそばしきゆゑ」


[訳] 弘徽殿の女御は、またこの(藤壺(ふじつぼ)の)宮とも、お仲が悪いので。








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