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窶るの意味

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学研全訳古語辞典

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やつ・る 【俏る・窶る】

自動詞ラ行下二段活用

活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}


目立たなくなる。みすぼらしくなる。粗末になる。簡素になる。


出典源氏物語 若紫


「いといたうやつれ給(たま)へれど、しるき御さまなれば」


[訳] たいそうひどく目立たなくしていらっしゃるが、(普通の人でないことは)はっきりわかるごようすなので。


衰える。見ばえがしなくなる。


出典源氏物語 玉鬘


「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば」


[訳] とても若かったころを見たが、太って色が黒くなり、見ばえがしなくなっていたので。


参考

現代語「やつれる」が持っている「やせ衰える」の意味はない。の用例のように、中古には「太る」と「やつる」が矛盾なく同時に用いられてさえいる。








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