学研全訳古語辞典 |
ゆる-らか・なり 【緩らかなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
ゆるやかだ。ゆっくりとしている。厳しくない。
出典源氏物語 若菜下
「ゆるらかにうち吹く風に」
[訳] ゆるやかに吹く風に。
②
ゆったりとしている。
出典枕草子 七月ばかりいみじうあつければ
「外の方(かた)に髪のうちたたなはりてゆるらかなる程、長さおしはかられたるに」
[訳] (衣服の)外の方に髪が寄り合い重なって、ゆったりとしているようすで、およそ長さを推測できたが。◆「らか」は接尾語。
緩らかなりのページへのリンク |