学研全訳古語辞典 |
まつは・す 【纏はす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
付きまとう。
出典源氏物語 葵
「年ごろ、よろづに頼み聞こえ、まつはし聞こえけるこそ」
[訳] 長年、何から何まで頼りにし申し上げ、(おそばに)付きまとい申し上げたのは。
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
付き添わせる。
出典源氏物語 紅梅
「若君を常にまつはし寄せ給(たま)ひつつ」
[訳] 若君をいつも付き添わせそばにお寄せなさっては。
まとは・す 【纏はす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
「まつはす[二]」に同じ。
出典源氏物語 紅梅
「召しまとはし、戯(たはぶ)れがたきにし給(たま)ふ」
[訳] お召しになりそばに付き添わせて、遊び相手になさる。
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