学研全訳古語辞典 |
しゃう-にん 【聖人・上人】
①
知徳を兼ね備え、修行を積んだ、すぐれた僧。高僧。
出典今昔物語集 六・三
「南天竺(なんてんぢく)に達磨和尚(だるまわじやう)といふしゃうにんましましけり」
[訳] 南インドに達磨和尚という高僧がいらっしゃった。
②
「僧」の尊敬語。
出典徒然草 一七九
「入宋(につそう)の沙門(しやもん)、道眼(だうげん)しゃうにん、一切経(いつさいきやう)を持来(ぢらい)して」
[訳] 宋に渡った僧の道眼上人は、一切経を持って来て。◆仏教語。
せい-じん 【聖人】
①
知徳にすぐれ、万人に師と仰がれる人。
②
(濁り酒を賢人というのに対して)清酒の別名。
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