学研全訳古語辞典 |
つ・く 【搗く・舂く】
活用{か/き/く/く/け/け}
杵(きね)をもって、穀物などを押しつぶしたり、殻を除いたりする。
出典万葉集 三四五九
「稲つけばかかる吾(あ)が手を」
[訳] ⇒いねつけば…。
うす-づ・く 【臼搗く・舂く】
活用{か/き/く/く/け/け}
①
うすに入れてつく。うすをつく。
出典今昔物語集 二・七
「我うすづき炊(かし)く所に宿りす」
[訳] 私はうすをつき飯をたいたりする所で寝ている。
②
夕日が西の山に入ろうとする。日が傾く。
出典父終焉日記
「かくて日も壁際にうすづき」
[訳] こうして太陽も西の山に傾き。◆「うすつく」とも。
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