学研全訳古語辞典 |
かうぶ・る 【被る・蒙る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
お受けする。いただく。
出典土佐日記 一・三〇
「神仏(かみほとけ)の恵みかうぶれるに似たり」
[訳] 神仏の恩恵をいただいているようである。
②
身に受ける。負う。こうむる。
出典平家物語 一一・一門大路渡
「疵(きず)をかうぶったりしかば」
[訳] 傷を負ってしまったので。◆「かがふる」の変化した語。中世後期以降は「かうむる」。
かうむ・る 【被る・蒙る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
「かうぶる」に同じ。◆「かうぶる」の変化した語。
出典保元物語 上
「讒言(ざんげん)をかうむりて」
[訳] うそのつげ口(の被害)を受けて。
こうぶる 【被る・蒙る】
⇒かうぶる
こうむる 【被る・蒙る】
⇒かうむる
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