古語:

藤波の意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

ふぢ-なみ 【藤波・藤浪】

名詞

藤の花房の風に揺れるさまを波に見立てていう語。転じて、藤および藤の花。


出典古今集 夏


「わが屋戸(やど)の池のふぢなみ咲きにけり山ほととぎすいつか来(き)鳴かむ」


[訳] わが家の庭先の池のほとりの藤の花が咲いたことよ。山のほととぎすはいつになったら飛んで来て鳴くだろうか(待ち遠しいことだ)。


藤原(ふじわら)氏のたとえ。


出典今鏡 藤波中


「ふじなみのあと絶えず」


[訳] 藤原氏の跡継ぎは絶えないで。


参考

和歌に多く用いられる語で、平安時代には「ちはやぶる賀茂の川辺のふぢなみは懸けて忘るる時の間ぞ無き」(『梁塵秘抄』)のように、藤原氏の繁栄を歌意にこめる場合がある。








藤波のページへのリンク
「藤波」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

藤波のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




藤波のページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS